長続きしないだろうけど長続きさせてみようブログ
適当にやってみます
201707<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201709
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【小説】ティモテギャル山の萌え萌えシアター
「いらっしゃい!」
威勢の良い声が響く。ここに来たのは何年ぶりだろう。

店主の名前は鈴木佐藤、名前か名字かよくわからない名前がコンプレックスだと昔から言っていた。
その風貌はキリッとした和風の顔立ちで身長は195cmと超長身。
さらに気が優しくて力持ちで女性客の評判も良かった。

そんな鈴木佐藤の
3分間クッキングの時間がやってきた。

(少なくともコイツは主役ではないなと思った…。)

3分間クッキングが始まってからすでに4分は経過している。

「パーン!」

どうやらおしぼりの袋はこうやって開けるタイプらしい。

「パーン」

…いや、5分の経過だったか。
ともかく鈴木佐藤の3分間クッキングは続いている。
クッキング中、鈴木佐藤が叫んだ。
「ここで主人公の女将が登場だ!」


「あら・・・?ギャル山君じゃないの。久しぶり」

女将は相変わらずの風貌だった。久しぶりの会話を楽しもうとしたその瞬間、
けたたましく響くサイレンの音。まさか…

「ちわー!小粋な裏店長刑事でーす。」

「あら、ギャル山君。いらっしゃい・・・ウフフ」お上はどうもキまっているらしい。
それより、さっき「久しぶり」とあいさつを交わしたのに
もう一度「いらっしゃい…ウフフ」って…。
それもこの「小粋な裏店長刑事」と名乗る男のせいなのか?

訝しそうに眺める僕を見て、その男は言った。
「鈴木佐藤、その乳首をお菓子にした容疑での強制捜査だ!」

何とも例えようがない衝撃。
裏店長刑事…直接会ったことはことはないが仲間からの噂はよく耳にしていた。
クッキング中のの人間に発する言葉としては常軌を逸している。
一瞬三○屋?という言葉が頭に浮かんだのは何故だろう…。

…これがオフ会というものなのだ。
みんな立派にバカになったんだな~と感心してしまった。
などと思っていると、裏店長刑事と呼ばれる男はなりふりかまわず
「とりあえず容疑の確認だ。乳首を見せろ」と鈴木佐藤の上着を脱がせた。

「海老フライ定食でいいわね?」と女将。

女将にとっては見慣れた光景なのだろうか。
調理中の人間が乳首を強引に出されている中、
注文を取りに行く。

女将の視線のその先…
ふくろうに良く似た男が座っていた。
しきりに海老フライ定食を勧めている。

「こ・・・これは!!!」
裏店長刑事は一方的に服を脱がせる。
何か工業製品の流れ作業を見ているように無駄のない動きだ。

いつの間にか顔を赤らめる鈴木佐藤。
当然だが3分間クッキングはまだ未完成である。

ペロペロ・・・。

とうとう、鈴木佐藤の乳首に裏店長刑事はたどり着いた。
このオフ会に参加したことは間違っていなかったと自己暗示をかける。
そもそもこのオフ会は、女将が作ったホームページ居酒屋で募集をかけたのだが
ホームページ居酒屋というだけあって、ここにいるメンバーは自由奔放。
まとまり感など微塵も感じさせない。

いいかげん不安になってきたその時、また叫び声があがった。

「やっぱり、これはキャンディ・・・イヤ、おキャンディーだな!」

例の男である。
「裏」「店長」「刑事」…きっとハンドルネームを考えるとき、
一番カッコいい単語を並べたらそうなったんだろうと容易に想像できた。
行動、言動、その一つ一つがまったくワケが分からない。

「空気を読む」という言葉があるが、これだけ誰も読もうとしない空気も珍しい。
読もうとしても読めないのか?フリガナまでふってあるのにモザイクをかけたような
そんな空気が漂う中、後から声がした。

今度は誰だ?
…女将だった。

「しかし、主人公の私の話ちっとも聞いてくれやしない。」

そう、ホームページの呼びかけをした女将がこのオフ会の主人公(ということになっているらしい)。
女将の話に耳を傾けないメンバーに苛立ちを感じているようにも見える。

『ていうか女将主人公じゃないやんっ!!』とツッコンだ僕が本当の主人公である。
僕の名前はギャル山 曽根男。好きな芸能人は、ゆってぃだ。
…やはり僕も空気なんて読めていないんだ。何だか自暴自棄になる。

目の前では刑事のペロペロがさらに続く。
鈴木佐藤の体はキャンディレッドに染まってきた
「え、う、海老フライだけは食べさせないで・・・。」
鈴木佐藤は目を女将(女王)に懇願した。
ギャル山は興味深そうに見ている。
いや、ギャル山は僕のことだ。やっぱり僕はどうかしているみたいだ。
無理もない。こんな世界を目の当たりにしていたら気がふれる。

「正解は!チンピラゴボウでした!!!」突然ふくろうに似た男が叫んだ。

「これ、海老フライじゃなくてチンピラゴボウ?」

チンピラが悪いことしたら逮捕しなきゃな…ペロペロ。刑事は対象をふくろうに移す。
「フフフ・・・そう簡単に捕まるオレ様ではないわ!くらえ!」
ふくろうはなんかビームを発射した。

あたり一面、強烈な光でおおいつくされた…。
『ちゅどーーーーん』
その日世界は闇につつまれた。
ふくろうに似た男…奴は一体何者だったんだ…。
なんかビーム出されたあたりから僕はこの展開を予想していた。

しかし続きはまだあった…。
「ホホホ・・・今日からオレがこの世界の主だ・・・」悦に浸るふくろう。
「そ、そんなことは、させないんだからっ!萌え萌え、キュン♪」
「誰だ!?」

ちゅどどどどーん。


そしてもう一度世界は終わった。

-完-
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。